● 不動産賃貸経営事件簿(その1)

不動産賃貸業は自主管理ではなく

全物件を管理会社に委託している。

 

*家賃の集金や入金督促業務

*クレーム対応、近隣対応

*入退去対応

 

などなど、自分でやることを考えれば

毎月、管理会社に支払う賃料の3%~5%程度の管理料は

決して高くはない。

 

むしろ安すぎるくらいである。

 

知り合いの大家さんの中でも

自主管理をやっているのはあまり聞いたことがない。

 

そもそも自宅から遠い物件もあり、

物件のエリアもバラバラなため、

物理的にも「自主管理」は難しい。

 

また、大事な「お客さま」ではあるが

敢えてお客さまである「入居者」と

直接やりとりをしたいとは思わない。

 

 

そういうやり方が好きな大家さんもいると思うので

それも否定はしない、いや大家さんの鏡であると思う。

 

 

先般とある保有物件にて

ちょっとした事件が発生した。

 

2棟の管理をお任せしている「優秀な管理会社」

の担当者より℡あり。

 

いつもよりなんとなく深刻な声のトーンであった。

 

優「Mr.Quadrupleさん、●●警察署から連絡がありまして

 

至急、Mr.Quadrupleさんと連絡を取りたいとのことです。」

 

Q「いったいどうしたの?」

 

優「それが内容は言えない、というんですよ。

電話番号は・・・・・・・・、担当は◯さんという方です。」

 

Q「わかりました。とにかく連絡してみます。」

 

ただならぬ状況と判断、℡を切り置き、

すぐ●●警察署の担当者に℡をした。

 

普段でも警察署に電話をすることはまずないので

若干、声がうわずっているのが自分でもわかった。

 

Q「◯◯管理会社から■■さまに連絡を入れるように言われまして。」

 

警「実はですねMr.Quadrupleさん。

  ◯◯アパートの10▲号室の入居者が 20▲号室の玄関のドアを

  金属バットで何度も強打しまして。

  玄関のドアが破損されて

  被疑者の身柄を拘束しておるんですよ。」

 

Q「えーっ!」

 

警「つきましてはMr.Quadrupleさんに

 「被害届」を出していただかないとなりませんで・・・。」

 

Q「ちょっと待ってください!「優秀な管理会社」からの届けではダメなんですか?」

警「物件の所有者はMr.Quadrupleさんですよね。被害物は物件の玄関ドアなので

 所有者のMr.Quadrupleの「被害届」がないと逮捕できないんですよ。」

 

たしかに、ごもっともなことである。

 

Q「事情はわかりましたが、ちょっと、管理会社と相談させてもらえますか。

 明日までにはこちらから連絡します。」

 

警「わかりました。急ぎなので明日必ずお願いします。」

 

おそらく、上階の部屋の振動音に逆上した下階の入居者が

このような暴挙に及んだものと思われる。

 

「被害届」を出すのはやぶさかではないが、

そのような、「カッ」とすると何をしでかすかわからないような人物に

万が一にもであるが、逆恨みされ、

自分や家族が危険な目にあうようなこともなくはない、

と直感的に思い、ビビったからである。

 

大家の名前、住所は「賃貸契約書」に明記されているので

簡単に特定できてしまう。

 

その後、すぐに「優秀な管理会社」の担当者に℡。

●●警察署とのやりとりをひととおり説明、

管理会社として、代理で被害届を出してもらえないか頼んでみた。

 

また、警察も急いでいるようだったので早い方がベターであることを

付け加えた。

 

優「わかりました。過去の事例をしらべ、顧問弁護士を交えて社内で協議してみます。」

 

なかなか「優秀な管理会社」である。

 

翌日には℡があり、

優「当社が委任いただいた形にして被害届を提出します。」

との回答を得た。

 

◯◯警察署にはすぐに連絡をし、「優秀な管理会社」が

窓口となる旨を伝え、了承を得るに至った。

 

不動産賃貸経営は管理会社を使えば

自らが対応することはほとんどないがゆえに

賃貸収入は「不労所得」という人もいる。

 

確かに、物件を保有し、入居者をつけるだけで

その部屋は24時間、365日、家賃という収入をもたらしてくれる。

 

しかし、Mr.Quadrupleは「不労所得」とは思はない。

マネージメントをするのはあくまでもオーナー自身であり

様々な局面で、判断をしたり、

より収益を上げるためのパートナーの選定などの

責任を全て負っているからである。

 

もし、自主管理をしていて、

オーナーが物件の近くに住んでおり、

「かぁーっ」ときた入居者がそれを認識していたら、

被害物は「玄関ドア」だけでは済まなかったかもしれない。

 

今回は初めて、かつ貴重な経験をした。

改めて、管理会社への管理委託のありがたさを感じたエピソードであった。

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